2025年8月、島根県安来市にある足立美術館を初めて訪れました。
足立美術館といえば日本庭園で知られています。実際に訪れてみると、庭園そのものの美しさだけでなく、館内から庭を一枚の絵のように見せる「生の額絵」など、庭の見せ方も印象に残りました。
訪れた日は雨でした。木々や苔が濡れ、池の水面にも雨が落ちていましたが、それも含めて庭園がとてもきれいでした。
庭園を見たあとは、横山大観をはじめとする日本画も鑑賞しました。館内には2〜3時間ほど滞在し、入館料は2,500円。実際に見終わったあとには、この金額を払っても見る価値があると感じました。
この記事では、初めて足立美術館を訪れたときに印象に残った庭園や日本画、実際にかかった時間などを紹介します。
初めて見た足立美術館の日本庭園
館内へ入り、日本庭園が見える場所まで進むと、きれいに整えられた庭が目の前に広がります。
足立美術館には、枯山水庭、苔庭、池庭、白砂青松庭など、いくつもの庭があります。

白砂や石、松、苔、その向こうに見える山まで含めて景色がつくられていて、館内を進むと見る位置によって庭の表情が変わります。
私は庭園の専門的な知識があるわけではありません。それでも、しばらく立ち止まって眺めたくなる景色でした。
この日は雨だったため、木々や苔の緑が濡れている様子も印象に残っています。
「生の額絵」は、本当に庭が一枚の絵のように見えた
足立美術館で特に面白いと思ったのが「生の額絵」です。

窓枠を額縁に見立て、その向こうにある庭園を一枚の絵のように眺めます。
写真で切り取った景色ではなく、目の前にある本物の庭が額縁の中に収まっているように見えます。
「庭園も一幅の絵画である」という創設者・足立全康の考えを、分かりやすく感じられる場所でした。
もう一つ印象に残ったのが「生の掛軸」です。

壁の一部を通して庭を見ることで、掛軸に描かれた風景のように見える仕掛けです。
庭をきれいに整えるだけではなく、「どこから、どう見せるか」まで考えられているところが、実際に訪れて面白いと感じた部分でした。
池に落ちる雨も印象に残った
庭園を見て回る中では、池のある景色も印象に残っています。

水面に雨が落ち、波紋が広がっていました。
庭の木々や石だけではなく、水面まで含めて一つの景色になっています。
初めて訪れた日が雨だったので、私にとっての足立美術館の最初の記憶は、この雨に濡れた庭園になりました。
長く高い評価を受けている日本庭園
足立美術館の庭園は、アメリカの日本庭園専門誌が行うランキングで、長年にわたり日本一に選ばれていることで知られています。
こうした評価を知ってから見ると期待も高くなりますが、実際に訪れてみても庭園の見応えは十分にありました。
特に印象的だったのは、広い庭園をただ眺めるだけではなく、館内を進みながら違った構図で何度も庭を見ることができることです。
庭園の中を散策する形式ではなく、美術館の館内から鑑賞するからこその面白さがありました。
庭園のあとは、日本画も鑑賞
足立美術館は日本庭園だけでなく、日本画のコレクションでも知られています。
私が訪れた2025年8月には、横山大観の作品のほか、夏季特別展「川端龍子と東京画壇の画家たち」も開催されていました。
個々の作品名まで細かく覚えているわけではありませんが、庭園を見たあとも展示室を回り、日本画をゆっくり鑑賞しました。
庭園だけを見る場所だと思って訪れると、想像以上に見るものがあります。
庭園と美術品の両方を見ることで、私の場合は2〜3時間ほど滞在しました。
2〜3時間かけて見ても、長いとは感じなかった
足立美術館では、私の場合は2〜3時間ほど過ごしました。
最初に庭園を見て、その後も館内を進みながら違った位置から庭を眺め、日本画の展示も見ていくと、それくらいの時間になります。
公式サイトでも、日本庭園と美術品をゆっくり鑑賞する場合は2時間以上が案内されています。
時間に余裕を持って訪れたほうが、庭を眺めたり展示を見たりするときに急がずに済むと思います。
入館料2,500円でも、私はまた行きたいと思った
私が訪れたときの大人の入館料は2,500円でした。
決して安い入館料ではありません。
ただ、庭園を見て、日本画の展示まで2〜3時間かけて鑑賞したあとには、私はその金額を払って見る価値があったと思いました。
そして一度訪れたことで、また別の季節にも見てみたいと思うようになりました。
庭は季節によって景色が変わりますし、日本画の展示も入れ替わります。
初めて訪れて、「一度見れば十分」ではなく「また来たい」と思えたことが、私にとって足立美術館の一番分かりやすい感想かもしれません。
初めて足立美術館を訪れて
今回の足立美術館では、日本庭園、生の額絵、生の掛軸、日本画と、見て回るものが思っていた以上にありました。
特に、館内の窓や壁を使って庭園を一枚の絵のように見せる工夫は、実際にその場所で見るからこそ分かる面白さがありました。
訪れた日は雨でしたが、雨に濡れた庭の緑や池の景色もきれいでした。
2〜3時間ほど滞在しても、まだ別の季節の庭も見てみたいと思えました。
足立美術館は、また訪れたい場所の一つです。
足立美術館の基本情報
所在地:島根県安来市古川町320
開館時間:4月〜9月 9:00〜17:30/10月〜3月 9:00〜17:00
入館料:大人2,500円
駐車場:無料・普通車400台
公共交通:JR安来駅から無料シャトルバス運行
開館時間や入館料、シャトルバスの運行時刻などは変更される場合があります。訪問前に足立美術館公式サイトで最新情報を確認してください。

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