縁結びの神様に会う旅|夕方の出雲大社を車で巡るパワースポット体験記
「縁結びの神様」として知られる出雲大社。一度は訪れてみたいと思いながらも、「車で行けるのか」「駐車場は混雑するのか」「参拝にどのくらい時間がかかるのか」といった現実的な疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
私自身、車で出雲大社を訪れた際、夕方という時間帯を選んだことで、落ち着いた雰囲気の中で参拝することができました。この記事では、実際に夕方に車で訪問した体験をもとに、駐車場情報、参拝ルート、所要時間(約1.5〜2時間)、そして夕方訪問ならではのメリットとデメリットまで、リアルな情報をお伝えします。
出雲大社への参拝を計画している方、特に車でのアクセスを検討されている方の参考になれば幸いです。
【写真で巡る】出雲大社「ご縁」のパワースポット(神楽殿・本殿・うさぎ像・松並木)
出雲大社の境内には、神話の世界を感じさせるスポットが数多く点在しています。ここでは、実際に訪れた場所を順番にご紹介します。
【最初に立ち寄り】大きな土産物店(※駐車場から少し歩いた場所)
駐車場から境内へ向かう途中、少し歩いたところに大きな土産物店がありました。参拝前に立ち寄ってみると、出雲そばや因幡の白兎まんじゅうなど、出雲らしいお土産が豊富に揃っていました。
私はここで出雲そばと因幡の白兎まんじゅうを購入。参拝後に荷物を持ち歩かなくて済むよう、先に買い物を済ませておくのもおすすめです。夕方でしたが、店内は適度な人の入りで、ゆっくりと選ぶことができました。
圧巻!「神楽殿」の大しめ縄
土産物店を後にして、最初に向かったのが神楽殿です。夕方の柔らかな光の中、目に飛び込んできたのは、圧倒的な存在感を放つ大しめ縄でした。
その太さと長さには、思わず息を呑むほど。重さは5トン以上あるとも言われており、近くで見るとその迫力に圧倒されます。夕方の静けさの中で眺めるしめ縄は、神聖な雰囲気をいっそう感じさせてくれました。
参拝者も少なく、じっくりと写真を撮ることができたのも、夕方訪問の嬉しいポイントでした。

神話の舞台「本殿」で静かに参拝
神楽殿から本殿へと進みました。出雲大社の本殿は、大社造という日本最古の神社建築様式で建てられており、その威厳ある佇まいに思わず背筋が伸びる思いがします。
夕方の本殿は、昼間の賑わいとは異なり、静寂に包まれていました。参拝者もまばらで、神様と向き合うような静かな時間を過ごすことができました。
本殿の前に立つと、神話の時代から続くこの場所の歴史と、縁結びの神様である大国主大神の存在を肌で感じることができます。

可愛くて癒される!境内の「うさぎ石像」と「神話の像」たち
出雲大社の境内を歩いていると、あちこちで可愛らしいうさぎの石像に出会えます。これは「因幡の白兎」の神話に由来するもので、境内には様々なポーズのうさぎたちが点在しています。
絵馬にもうさぎのデザインが使われており、縁結びを願う参拝者の思いが込められているのを感じます。また、神話のワンシーンを表現したレリーフや像もあり、まるで物語の世界を歩いているかのような気分になりました。
うさぎたちは表情豊かで、見ているだけで心が和みます。参拝の合間に、ぜひ境内のうさぎ探しを楽しんでみてください。


神域の静けさ「松の参道」
本殿やうさぎ像を巡った後、松並木の続く参道を歩きました。真っ直ぐに伸びる参道の両脇には、樹齢数百年とも言われる立派な松の木が並んでいます。
夕方の松並木は、木々の間から差し込む光が美しく、神域ならではの静けさと清々しさに満ちていました。歩くだけで心が洗われるような、そんな不思議な感覚を味わえる場所です。
参道をゆっくりと歩きながら、出雲大社の持つ神聖な空気を全身で感じることができました。

【重要】出雲大社の参拝方法「二拝四拍手一拝」は実践すべき?
出雲大社を訪れる前に、多くの方が気になるのが「参拝の作法」ではないでしょうか。特に「四拍手」という独特の作法について、事前に知っておきたい情報と、実際の体験をお伝えします。
なぜ「四拍手」? 知っておきたい出雲大社ならではの作法
一般的な神社では「二拝二拍手一拝」が基本ですが、出雲大社では「二拝四拍手一拝」が正式な参拝方法とされています。
これは出雲大社の特別な格式を示すもので、二回お辞儀をした後、四回手を打ち、最後にもう一度お辞儀をするという作法です。四拍手には、四季を表す、あるいは「幸せ」を意味する「しあわせ」の語呂合わせなど、諸説あるようです。
境内には参拝方法を示す案内板もありますので、初めて訪れる方でも安心です。出雲大社ならではの作法を知っておくと、より気持ちを込めた参拝ができるでしょう。
(筆者の正直な体験)作法は知っていたが、緊張で忘れた(覚えていない)
恥ずかしながら、私自身は事前に「二拝四拍手一拝」という作法を調べて知っていました。しかし、いざ本殿の前に立つと、その荘厳な雰囲気に完全にのまれてしまい、正直なところ、自分が何拍手をしたのか覚えていません。
おそらく、いつもの癖で二拍手をしてしまったかもしれませんし、四拍手を意識しすぎて変なリズムになってしまったかもしれません。本殿の神聖な空気感に圧倒され、作法のことは頭から飛んでしまっていました。
これから訪れる方には、ぜひ正しい作法で参拝していただきたいと思いますが、もし緊張して忘れてしまっても、気持ちを込めてお参りすることが何より大切だと感じました。完璧にできなかったからといって、ご利益がないわけではないはずです。
【車で行く人必見】無料駐車場情報と夕方の混雑状況
私が停めたのはココ!「出雲大社大駐車場」(無料・混雑状況)
私が利用したのは「出雲大社大駐車場」です。この駐車場は無料で利用でき、収容台数も多いため、出雲大社を訪れる際の定番の駐車場となっています。
訪れたのが夕方だったこともあり、駐車場はほとんど混雑しておらず、スムーズに駐車することができました。昼間の混雑時には満車になることもあるようですが、夕方であれば比較的余裕を持って停められるでしょう。
駐車場から境内までは徒歩数分の距離で、アクセスも良好です。無料で利用できるのは、参拝者にとって本当にありがたいポイントです。
【体験談】「表参道から入らない」参拝ルート(所要時間:約1.5〜2時間)
実際の参拝ルート:
出雲大社大駐車場 → 大きな土産物屋に立ち寄り → 神楽殿 → 本殿 → うさぎ像など境内を散策 → 松並木の参道を歩く → 神門通り(店は閉店していた) → 駐車場に戻る
このルートで、ゆっくりと写真を撮りながら散策して、所要時間は約1.5〜2時間でした。急ぎ足で回れば1時間程度でも可能ですが、せっかくの出雲大社ですから、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
駐車場から直接境内に入るこのルートは、表参道から歩く距離を短縮できるため、特に夕方や体力に不安がある方にとっては効率的なルートと言えるでしょう。
夕方訪問のリアル(メリットとデメリット)
メリット:人が少なく、神聖な空気で参拝できる
夕方訪問の最大のメリットは、なんといっても人の少なさです。昼間の混雑する時間帯と比べると、参拝者は格段に少なく、静かな雰囲気の中でゆっくりと参拝することができました。
神楽殿の大しめ縄も、本殿も、うさぎの石像も、人が写り込むことなく写真に収めることができたのは嬉しいポイントでした。SNS映えする写真を撮りたい方にとっても、夕方は狙い目の時間帯と言えるでしょう。
また、人混みを気にせず、自分のペースで境内を散策できるため、神聖な空気をより深く感じることができます。混雑が苦手な方、静かに参拝したい方には、夕方の訪問を強くおすすめします。
【要注意】デメリット:「ぜんざい」など神門通りの店が閉まるのが早い
一方で、夕方訪問にはデメリットもあります。それは、神門通りの店舗が早く閉まってしまうことです。
参拝を終えた後、出雲名物の「ぜんざい」を食べようと神門通りに向かったのですが、残念ながらほとんどの店が既に閉店していました。せっかく出雲に来たのだから、ぜんざいも味わいたかったと少し後悔しました。
神門通りには、ぜんざい以外にも出雲そばや地元の名産品を扱うお店が並んでいますが、夕方には営業を終えている店が多いようです。グルメやお土産選びも楽しみたい方は、昼間の時間帯に訪れるか、参拝前に立ち寄ることをおすすめします。
参拝の静けさを優先するか、グルメや買い物も楽しむか、ご自身の目的に合わせて訪問時間を選ぶと良いでしょう。
(おまけ)参拝後に「出雲蕎麦」を堪能
出雲名物の「出雲蕎麦」を食べた体験(写真と共に)
参拝後、車で20〜30分ほど移動した先の蕎麦屋に立ち寄りました。正直に言うと、どこのお店だったか名前は失念してしまったのですが、地元の方にも愛されているような雰囲気の良いお店でした。
注文したのは「割子そば」。三段重ねの器に盛られた蕎麦で、それぞれ「とろろ」「大根おろし」「なめこ」がトッピングされていました。薬味として、ネギともみじおろしが添えられています。
出雲蕎麦の特徴は、蕎麦の実を殻ごと挽くため、色が濃く、香りも風味も強いこと。一口食べると、蕎麦本来の味がしっかりと感じられ、コシもあって非常に美味しかったです。
店員さんに食べ方を教わったのですが、まず一段目につゆをかけて食べ、残ったつゆを次の段にかけて食べ進めるのが割子そばの流儀とのこと。この食べ方によって、それぞれのトッピングの味わいを楽しみながら、最後まで美味しくいただくことができました。
出雲蕎麦は、出雲を代表する郷土料理です。参拝と合わせて、ぜひ味わってみてください。地元の食文化に触れることで、旅の思い出もより深まるはずです。

まとめ:出雲大社(夕方・車)の1.5〜2時間モデルコース
おすすめルート:
- 出雲大社大駐車場に駐車(無料・夕方は混雑少なめ)
- 駐車場近くの大きな土産物店でお土産選び
- 神楽殿で大しめ縄を見学
- 本殿で参拝(二拝四拍手一拝)
- 境内のうさぎ像や神話の像を散策
- 松並木の参道をゆっくり歩く
- 神門通りへ(夕方は店が閉まっている可能性あり)
- 駐車場に戻る
所要時間:約1.5〜2時間
このルートなら、出雲大社の見どころを効率よく回ることができます。夕方訪問のメリットである「静かな参拝」を楽しみながら、主要なスポットをしっかり押さえられるコースです。グルメや買い物も楽しみたい場合は、昼間の時間帯に訪れるか、参拝前に神門通りを散策するなど、時間配分を工夫すると良いでしょう。
出雲大社へのアクセス・基本情報
所在地・アクセス(最寄ICなど)
所在地:
島根県出雲市大社町杵築東195
車でのアクセス:
山陰自動車道「出雲IC」から約15分
公共交通機関でのアクセス:
JR出雲市駅から一畑バス「出雲大社」行きで約25分、終点下車すぐ
車でアクセスする場合、山陰自動車道の出雲ICが最寄りとなります。ICからは案内標識も出ているため、比較的分かりやすいルートです。
参拝時間・料金
出雲大社の境内は基本的に自由に参拝できますが、参拝可能時間や宝物殿などの施設の営業時間は時期によって変動する場合があります。
最新の情報については、出雲大社の公式サイトで事前にご確認ください。特に、遠方から訪れる方や、特定の行事に合わせて参拝したい方は、公式サイトでスケジュールを確認しておくことをおすすめします。
公式サイトへのリンク
出雲大社 公式サイト:https://izumooyashiro.or.jp/
公式サイトでは、参拝時間、行事予定、アクセス方法など、詳細な情報が掲載されています。訪問前にぜひチェックしてみてください。
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